今年無敗の貸借銘柄!ニッポン高度紙工業(3891)の立会外分売予想

2019年5月24日(金)~2019年5月29日(水)に立会外分売実施が予定されている、ニッポン高度紙工業(3891)の分売詳細情報です。

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ニッポン高度紙工業の立会外分売詳細

銘柄名ニッポン高度紙工業(3891)【ジャスダック】
業種パルプ・紙
企業詳細電気絶縁用セパレーター(紙)専業大手。アルミ電解コンデンサー用は世界シェア6割。電池用も。産業機器向け鈍調も車載向け堅調。
発表日2019年5月17日(金)
分売予定日2019年5月24日(金)~2019年5月29日(水)
分売実施日2019年5月24日(金)
売買単位100株
申込上限3,000株
信用区分貸借
分売枚数5,000枚(500,000株)
発行株式数比率約4.6%
分売総額7.27億円(分売発表日終値ベース)
分売価格1,131円
割引率3.50%
分売目的株主による売却

ニッポン高度紙工業の株式データと推移

発表日終値1,455円
発表日出来高101枚
分売前日終値1,172円
分売前日出来高902枚
予想PER10.16倍
実績PBR0.93倍
株主優待なし
予想配当利回り1.63%

ニッポン高度紙工業の業績データ

2020年3月(予想)2019年3月2018年3月
売上高(百万円)14,70014,37317,128
営業利益(百万円)1,7001,3461,698
当期利益(百万円)1,3001,495426
ROA(%)6.591.85
ROE(%)11.033.36
自己資本比率(%)63.456.1

ニッポン高度紙工業の立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

2010年8月以来とおよそ9年ぶりの実施。
参考程度ですが、前回(分売枚数:1,540枚、割引率:2.71%)の結果は、始値+1.0%・終値+2.8%となっています。

分売目的

筆頭株主からの売出と記載があり、保有株の半分近くを市場に売り出す形になります。

流動性

現在の板は350枚以上、発表前の出来高平均は100枚以上と流動性はそこそこの水準。

株価・ボラティリティ

株価は昨年末にかけて半値程度まで下げており、その後はあまり動きのない展開が続いています。
ただ今回の分売による需給悪化懸念で、発表日以降は大幅安となっています。

PER10.16倍・PBR0.93倍の株価は、同業他社と比較して平均水準程度。

動意づくと値が軽くなり、株価変動は大きめ。

配当金・株主優待

年間配当は1株20円で利回りは1.63%。

株主優待はありません。

業績

今期業績は売上+2.3%・利益+26.3%と、前期の大幅減益から回復する見込み。
コンセンサス予想は利益4割増と強気となっています。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
C(5)

枚数は5,000枚・発行株式約5%の大型分売となります。
前回の翌年に一度分売を中止した経緯がありますが、かなり前のことで今回も下落によって取りやめるかは不透明と言えます。

すでに大きく売られており、株不足になっています。
空売りがまずまずと入っているので、前日の積み上がり状況によっては利益が出る可能性があります。

ただ不安定な地合いが続きそうなので、当日朝の板気配確認は必須。
今年無敗の貸借分売だけに、なんとかなることに期待したいところ。

規模が大きいことは懸念材料ですが流動性は高くなっているので、地合いと条件が問題なければ参加を検討します。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
C(5)

発行株式5%近くを放出することから需給悪化が懸念されて、発表日から約2割も売り込まれました。
にもかかわらず、3.5%と好条件のディスカウントを行ったことは評価できます。

懸念だった流動性は出来高が大きく増加していて、なんとか捌ききれるかと思われます。
空売りもそこそこ入っており、買戻しによる上昇に期待したいところ。

株価的にも2年前の水準ですので、そろそろ反発狙いの買いが出そうでしょうか。
ただ枚数が多いことから、短期で大きな利益はあまり期待できないかもしれません。

ファーウェイ問題電子部品関連銘柄が大きく売られていることもマイナス材料と言えます。

明日の地合いによっては買いが入らず、分売価格付近ではじまる可能性もあるでしょう。
明日の板気配を確認したうえで、十分な買いが入っていれば参加することにします。

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