2018年8月29日(水)~2018年9月4日(火)に立会外分売実施が予定されている、太洋工業(6663)の分売詳細情報です。 40 昨年2月14日以来の分売実施。 ジャスダック上場ですが昇格要件に達しておらず、今回は株主による売却案件だと思われます。 現在の板は200枚、発表前の出来高平均は40枚程度と流動性は低め。 ここ半年の株価は500円台半ばから600円前後で推移しています。 PER322.81倍・PBR1.00倍の株価は、同業他社と比較して少し割高。 動意づくと20円は動くなど、ややボラは大きめ。 年間配当は1株3円で利回りは0.54%。 株主優待はありません。 今期業績は増収増益予想で、大幅赤字だった前期から回復する見込み。 前回の分売は、サポートが期待できる水準での値決めとなったため、好調な結果で終えています。 今回は前回よりも枚数が多く、流動性も細ってきているので同様なリターンは期待しにくいと言えます。 年初来安値もしくは500円付近まで下がれば一定の買い需要が出そうですが、実施までにもう少し出来高が増えないと売り圧力に押される結果となりそうです。 流動性が高くなって値ごろ感のある値決めとなれば、参加を考えたいと思います。 本日は引けにかけて値を下げ前日比2%下落、発表日から7.7%安での値決めとなっています。 出来高も増加しており、なんとか捌ききることができそうでしょうか。 明日の買い板次第ではありますが、寄り付近では多少の利益が出るかもしれません。 あまり積極的にはなれませんが、明日朝の買い板がしっかりあるようであれば、少しだけ参加する予定でいます。太洋工業の立会外分売詳細
銘柄名 太洋工業(6663)【ジャスダック】 発表日 2018年8月22日(水) 分売予定日 2018年8月29日(水)~2018年9月4日(火) 分売実施日 2018年8月29日(水) 売買単位 100株 申込上限 1,000株 信用区分 信用 分売枚数 1,800枚(180,000株) 発行株式数比率 約3.1% 分売総額 1,02億円(分売発表日終値ベース) 分売価格 524円 割引率 2.96% 分売目的 分布状況改善、流動性向上 太洋工業の株式データと推移
発表日終値 568円 発表日出来高 12枚 分売前日終値 540円 分売前日出来高 353枚 予想PER 322.81倍 実績PBR 1.00倍 株主優待 なし 予想配当利回り 0.54% 太洋工業の業績データ
2018年12月(予想) 2017年12月 2016年12月 売上高(百万円) 4,658 4,238 4,979 営業利益(百万円) -29 57 当期利益(百万円) 10 5 56 ROA(%) – 0.09 1.02 ROE(%) – 0.15 1.74 自己資本比率(%) – 60.1 60.8 太洋工業の立会外分売評価と予想
上場日・分売実績など
前回の結果(分売枚数:1,000枚、割引率:2.81%)は、始値+3.7%・終値+4.5%となっています。分売目的
流動性
株価・ボラティリティ
地合い悪化の影響もあり、7月上旬に年初来安値(530円)を記録しています。配当金・株主優待
業績
2Q決算は赤字予想でしたが、7月末に黒字に上方修正しています。総合評価(立会外分売発表時点)
評価 C(5)
また低位株の割にはボラも大きいので、売却タイミングにも注意したいところ。総合評価(立会外分売前日時点)
評価 C(5)
前回以上のディスカウント率で決まり、年初来安値を下回る価格になったことは評価できます。
ただ板は増えていないので、明日朝の板気配をチェックした方が良さそうだと思います。
しかし業績が不安定ですので、長く保有するのは注意が必要かと思います。