貸借×小型でリターン期待!巴川製紙所(3878)の立会外分売予想

2019年9月4日(水)~2019年9月11日(水)に立会外分売実施が予定されている、巴川製紙所(3878)の分売詳細情報です。

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巴川製紙所の立会外分売詳細

銘柄名巴川製紙所(3878)【東証一部】
業種パルプ・紙
企業詳細半導体実装用テープや電子部品材料を手がける。機能性シートも多数。トナー専業で世界首位。原料パルプ高一服と前期減損効き機能紙の粗利改善。
発表日2019年8月27日(火)
分売予定日2019年9月4日(水)~2019年9月11日(水)
分売実施日2019年9月4日(水)
売買単位100株
申込上限200株
信用区分貸借
分売枚数574枚(57,400株)
発行株式数比率約0.6%
分売総額0.479億円(分売発表日終値ベース)
分売価格761円
割引率2.56%
分売目的分布状況の改善、流動性向上

巴川製紙所の株式データと推移

発表日終値835円
発表日出来高91枚
分売前日終値781円
分売前日出来高294枚
予想PER26.42倍
実績PBR0.85倍
株主優待なし
予想配当利回り3.19%

巴川製紙所の業績データ

2020年3月(予想)2019年3月2018年3月
売上高(百万円)33,50033,43934,374
営業利益(百万円)550672984
当期利益(百万円)300-2,032418
ROA(%)-5.301.09
ROE(%)-18.073.41
自己資本比率(%)25.832.9

巴川製紙所の立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

創業100年以上の老舗企業。1961年に東証一部上場。
ここ10年での分売実績はありません。

分売目的

二部降格要件には引っかからず特に実施する目的が見当たらないため、株主による売却のための分売と言えそうです。

流動性

現在の板は100枚以上、発表前の出来高平均は50枚程度と流動性はやや低い

株価・ボラティリティ

株価は長期で下落トレンドが継続しており、分売発表後さらに下値を掘っています。

PER26.42倍・PBR0.85倍の株価は、同業他社と比較してやや割高

単価のわりに値幅が大きく、ボラティリティの高い銘柄。

配当金・株主優待

年間配当は1株25円で利回りは3.19%

株主優待はありません。

業績

今期業績は売上+0.2%・利益-18.2%と、2期連続の大幅減益となる見込み。

先日の1Q決算にて、増益予想を一転減益に下方修正しています。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
B(7)

枚数・規模ともに小さく、小粒の案件となります。
普段の流動性は低いですが、貸借銘柄ということで発表後の出来高はやや増えております。

すでに空売りが入っており、3年前の株価水準まで下落しています。
底値が見えない状況なので、実施までに下げ止まりを見せてほしいところ。

中長期的には魅力の薄い銘柄ですが、分売としては小型の貸借銘柄でリターンが期待できます。
よほど条件が悪いと慎重なスタンスとしますが、今のところは各社から参加する予定です。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
B(7)

発表直後から売られて、8月末には761円の年初来安値を付けています。
本日こそ少し反発しましたが、直近で付けた安値と同価格の値決めとなったことはプラス要素。

この株価水準であれば当日の実需買いに期待できそう。
ただ空売りはあまり入っていないので、短期で大きなリターンは狙えないかもしれません。

出来高が少ないですが今回の枚数であれば消化に問題ないでしょう。
条件は問題ないことから各社から参加します。

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