市場変更狙いの実施!ピーバンドットコム(3559)の立会外分売予想

2019年8月23日(金)~2019年8月28日(水)に立会外分売実施が予定されている、ピーバンドットコム(3559)の分売詳細情報です。

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ピーバンドットコムの立会外分売詳細

銘柄名ピーバンドットコム(3559)【東証マザーズ】
業種卸売業
企業詳細サイト「P板.com」を運営。試作用プリント基板製造受託。見積もり、注文をネット上で完結。新規成長分野のIoT関連の量産受注が堅調。
発表日2019年8月9日(金)
分売予定日2019年8月23日(金)~2019年8月28日(水)
分売実施日2019年8月23日(金)
売買単位100株
申込上限100株
信用区分信用
分売枚数1,100枚(110,000株)
発行株式数比率約4.9%
分売総額1.31億円(分売発表日終値ベース)
分売価格1,069円
割引率2.99%
分売目的市場変更における形式要件の充足

ピーバンドットコムの株式データと推移

発表日終値1,192円
発表日出来高174枚
分売前日終値1,102円
分売前日出来高710枚
予想PER12.52倍
実績PBR2.60倍
株主優待なし
予想配当利回り未定

ピーバンドットコムの業績データ

2020年3月(予想)2019年3月2018年3月
売上高(百万円)2,2002,1061,995
営業利益(百万円)269297286
当期利益(百万円)213236221
ROA(%)18.7321.51
ROE(%)25.8832.22
自己資本比率(%)74.569.8

ピーバンドットコムの立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

2017年6月以来と2年ぶりの実施。
前回(分売枚数:1,090枚、割引率:3.04%)の結果は、始値+3.4%・終値+3.9%となっています。

分売目的

今回は東証一部昇格における要件(株主数)を満たすための分売となります。
また上位株主で26万株を保有する田中一宏氏からの売却案件でもあります。

流動性

現在の板は150枚、発表前の出来高平均は100枚程度と流動性はそこそこ。

株価・ボラティリティ

株価は半年前の1,800円付近から大きく下落しています。
7月に入って見直し買いが入りましたが、長くは続かず元の水準まで売られています。

PER12.52倍・PBR2.60倍の株価は、同業他社と比較して割高と言える。

マザーズ銘柄だけあって、値動きはかなり激しくなっています。

配当金・株主優待

年間配当は未定ですが、前期と同様(1株10円)であれば利回りは0.83%

株主優待は創設されておりません。

業績

今期業績は売上+4.5%・利益-9.4%と、増収ながら減益となる見込み。
1Q時点の利益進ちょく率は前期とほぼ同水準で発進。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
C(5)

実施枚数は多くないですが、発行株式約5%と重量感のある案件となります。
ここ最近の出来高(一日)は1万株を下回っていることが多く、やや物足りない水準です。

分売による需給悪化が懸念されますが、同時に株式分割(1対2)を発表しており、そこまで下落しない可能性も。
昨年末に付けた上場来安値(1,011円)付近の値決めになると、一旦の反発が期待できるかと思います。

市場変更狙いの実施はプラス要素ですが、普段の流動性から見て規模が大きい分売になります。
そのため地合いや条件によっては利益が狙えないかもしれません。

ただ分割などの買い材料はあることから、出来高が増えて条件も良ければ参加の検討をします。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
C(6)

好材料があっても上値が重い状況が続き、本日も5%下落して引けています。
ディスカウントは約3%で、分売価格が直近安値を下回ってることはプラス要素。

発表後の出来高は200枚とやや改善されており、本日も700枚以上と多い。
ただ板は依然薄く、明日の板気配確認はしておきたいところ。

利益は出そうですが、ボラが大きいので展開によっては損失となる可能性もありそうです。
参加姿勢ではありますが、明日の地合いによっては慎重なスタンスに変更する予定です。

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