2018年9月3日(月)~2018年9月7日(金)に立会外分売実施が予定されている、ファイズ(9325)の分売詳細情報です。 518 2017年3月15日に東証マザーズに新規上場。 東証一部市場変更を目指した分売です。 現在の板は150枚、発表後の出来高平均は200枚程度と流動性はまずまずある。 株価はおおむね2,000円~3,000円での値動きとなっています。 PER42.83倍・PBR11.57倍の株価は、同業他社と比較して非常に割高。 マザーズ銘柄としては値動きが安定しています。 年間配当は未定(前期は無配)。 株主優待は9月末に100株保有で、記念優待として株式会社八代目儀兵衛のお米「結」4合がもらえる。 今期業績は、売上+21.2%・利益+10.4%で二桁増収増益予想と、ここ数年の業績は好調。 枚数自体は多くありませんが、直近の出来高が細っていることが気になります。 東証一部を目指した分売ですが、実現するのはもう少し先の話だと思います。 9月末の記念優待が発表されていますが、利回り的に魅力的ではないので、これを材料とした買いは入りづらいでしょうか。 現段階では参加は保留で、当日までに流動性が改善されて、ディスカウントも好条件であれば検討をします。 前回の評価でもお伝えしたとおり上昇基調が継続して、前日の終値は発表日から300円ほど高くなっています。 一応25日線などの支持線付近ではあるので、ここで踏ん張ることができればその後の反発を期待できるかもしれません。 ただ板は飛び飛びで薄く、当日朝の板気配を確認する必要があるでしょう。 C評価とはしていますが割高で流動性リスクもあることから、ほぼD評価に近い案件。ファイズの立会外分売詳細
銘柄名 ファイズ(9325)【東証マザーズ】 発表日 2018年8月10日(金) 分売予定日 2018年9月3日(月)~2018年9月7日(金) 分売実施日 2018年9月3日(月) 売買単位 100株 申込上限 100株 信用区分 信用 分売枚数 1,600枚(160,000株) 発行株式数比率 約3% 分売総額 3.39億円(分売発表日終値ベース) 分売価格 2,354円 割引率 2.53% 分売目的 一部昇格における形式要件の充足 ファイズの株式データと推移
発表日終値 2,116円 発表日出来高 110枚 分売前日終値 2,415円 分売前日出来高 545枚 予想PER 42.83倍 実績PBR 11.57倍 株主優待 9月末
100株以上…料理米「結」 4合予想配当利回り 未定 ファイズの業績データ
2019年3月(予想) 2018年3月 2017年3月 売上高(百万円) 9,003 7,428 5,215 営業利益(百万円) 469 345 当期利益(百万円) 308 301 200 ROA(%) – 14.72 12.42 ROE(%) – 32.24 43.24 自己資本比率(%) – 52.8 38.5 ファイズの立会外分売評価と予想
上場日・分売実績など
今回が初の分売実施となります。分売目的
ただ今回の実施でも流通株式比率が要件に達することができないため、近いうちにまた売出施策が行われると思われます。流動性
株価・ボラティリティ
8月の1Q決算後、1対2の株式分割・記念優待実施・一部昇格を目指した分売発表を受けて、現在は2,500円台まで上昇しています。配当金・株主優待
優待利回りは0.3%程度。業績
今後もEC市場の成長と需要が期待でき、本銘柄もグロース株として評価されています。総合評価(立会外分売発表時点)
評価 C(5)
また分割&優待発表で株価が急騰しており、このまま上がりすぎるとリスクの高い案件になりそう。
現在はやや値動きが落ち着いていて、割引率によっては参加してもよさそうですが、もう少し流動性が高くなってほしいところです。総合評価(立会外分売前日時点)
評価 C(5)
引けにかけて大きく下落しまった影響で、割引率も好条件とはなりませんでした。
9月末に分割も控えており、それを見越した買いが入る可能性もあります。
分売価格も値ごろ感はないので、一時的に分売価格を下回る展開となることも予想されます。
私は月曜朝の買い板が大きく増えていないようなら、無理せず見送る予定です。