一部昇格狙い!神姫バス(9083)の立会外分売予想

2019年3月15日(金)~2019年3月19日(火)に立会外分売実施が予定されている、神姫バス(9083)の分売詳細情報です。

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神姫バスの立会外分売詳細

銘柄名神姫バス(9083)【東証二部】
業種陸運業
企業詳細兵庫県の大手路線バス会社。不動産、車両物販、業務受託、介護・レジャーサービスなど多面展開
発表日2019年2月28日(木)
分売予定日2019年3月15日(金)~2019年3月19日(火)
分売実施日2019年3月15日(金)
売買単位100株
申込上限2,000株
信用区分売禁
分売枚数871枚(87,100株)
発行株式数比率約.1.4%
分売総額3.0億円(分売発表日終値ベース)
分売価格3,495円
割引率3.98%
分売目的一部昇格における形式要件の充足

神姫バスの株式データと推移

発表日終値3,440円
(発表直前)
発表日出来高147枚
分売前日終値3,640円
分売前日出来高33枚
予想PER14.58倍
実績PBR0.54倍
株主優待3月末、9月末
100株以上・・乗合バス運賃半額割引券10枚、株主優待割引券3,000円分
予想配当利回り0.94%

神姫バスの業績データ

2019年3月(予想)2018年3月2017年3月
売上高(百万円)45,80044,56244,522
営業利益(百万円)2,2502,6042,793
当期利益(百万円)1,5301,5791,991
ROA(%)2.793.62
ROE(%)3.825.03
自己資本比率(%)73.073.0

神姫バスの立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

ここ10年での立会外分売実績はありません。

分売目的

現在東証二部に上場しており、一部昇格における売買高要件(月平均売買高が200単位以上)を満たすための実施となります。

流動性

現在の板は80枚以上、発表前の出来高平均は20枚程度と流動性は低い

株価・ボラティリティ

直近半年の株価は下落トレンドとなっており、年末に付けた3,000円で一旦反発も上値が重い状況が続いております。
ただ今回の昇格狙いの分売発表により急騰。年初来高値に接近する4,000円まで上昇しています。

PER14.58倍・PBR0.54倍の株価は、同業他社と比較して平均水準程度。

通常時の値動きはあまり激しくない。

配当金・株主優待

年間配当は1株35円で利回りは0.94%

株主優待は3月と9月末に100株以上保有で、バス半額割引券10枚飲食店やTSUTAYAなどで使える割引券(3,000円分)がもらえる。

業績

今期業績予想は売上+2.8%・利益-13.6%と、3期連続の減益となり不振が続いています。
さらに3Q時点の利益進ちょく率は35.6%にとどまり、下振れリスクもあり。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
D(4)

1,000枚以下の枚数で発行株式数から見ても多くなく、比較的小型の案件となります。
ただ流動性は発表後もあまり改善されておらず、需給面での不安が残ります。

売り禁銘柄でもあるので、実施までに出来高が増えることは期待しづらいでしょう。
株価も急騰により買われすぎの水準となっており、このまま実施をむかえると当日は厳しい展開になりそう。

ただでさえ損失リスクのある値嵩株に加えこの流動性だと、寄りで売りを吸収することは難しいのではないでしょうか。
業績も悪く買い需要が少ないことも含めて、よほど条件が良くならない限り見送る予定です。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
D(4)

結局急騰した株価は長続きせず、3,600円台前半まで下落しています。
ディスカウントは約4%と弱気の設定。

板は飛び飛びで出来高も細っており、今回の枚数の売りに耐えられるか微妙なところ。
寄り売り参加者が少なければなんとかなりそうですが、値嵩株だけあってリスク回避の売りが出そう。

売り禁銘柄であるため買戻しによる上昇も期待できない。
損失の可能性の方が高そうなので、無理せず見送ります。

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