2018年8月24日(金)~2018年8月29日(水)に立会外分売実施が予定されている、エスティック(6161)の分売詳細情報です。 1,270 2016年9月29日以来の実施。 一部昇格の可能性ですが株主数が要件に達しておらず、今回の分売でも要件を満たすことが厳しそうだと思われます。 現在の板は40枚以上、発表前の出来高平均は20枚程度と流動性は低い。 株価は直近では横ばいとなっていますが、中長期では上昇トレンドとなっています、 PER15.25倍・PBR2.48倍の株価は、同業他社と比較して少し割高。 一日に200円以上動く日もあるなど、値動きがやや激しい。 年間配当は1株67円で利回りは1.36%。 株主優待は創設されておりません。 今期は売上+8.4%・利益+1.4%と、ここ数年好調だった業績は伸び悩む予想。 分売枚数は多くないですが発行株式が少ない為、重めの案件となっています。 出来高も多い時で1万株と、流動性がやや物足りない水準と言えます。 HYPER空売りが可能なので、少し割高の株価が当日までに調整されると、分売当日の反発が期待できるでしょう。 値嵩株かつボラも少し大きいのでリスクはありますが、当日までの株価調整・流動性・ディスカウント率を見て判断したいと思います。 発表直後は値を下げる場面もありましたが、その後反転して本日は5,250円の高値を付けるなど値ごろ感はありません。 動意づくと、ディスカウント分は普通に動くボラの大きい銘柄なので、日中の値動きには注意した方が良さそう。 出来高こそ少し増加していますが、板が薄いので流動性リスクも残ります。 短期的にはリスクが高いと予想し、見送る予定です。エスティックの立会外分売詳細
銘柄名 エスティック(6161)【東証二部】 発表日 2018年8月17日(金) 分売予定日 2018年8月24日(金)~2018年8月29日(水) 分売実施日 2018年8月24日(金) 売買単位 100株 申込上限 1,000株 信用区分 信用 分売枚数 1,350枚(135,000株) 発行株式数比率 約4.6% 分売総額 6.66億円(分売発表日終値ベース) 分売価格 4,817円 割引率 2.98% 分売目的 分布状況の改善、流動性向上 エスティックの株式データと推移
発表日終値 4,935円 発表日出来高 25枚 分売前日終値 4,965円 分売前日出来高 147枚 予想PER 15.25倍 実績PBR 2.48倍 株主優待 なし 予想配当利回り 1.36% エスティックの業績データ
2019年3月(予想) 2018年3月 2017年3月 売上高(百万円) 5,400 4,981 4,136 営業利益(百万円) 1,253 915 当期利益(百万円) 880 858 598 ROA(%) – 14.56 11.74 ROE(%) – 17.26 13.75 自己資本比率(%) – 83.6 85.2 エスティックの立会外分売評価と予想
上場日・分売実績など
前回の結果(分売枚数:500枚、割引率:2.98%)は、始値+2.3%・終値+5.4%と好調な結果。分売目的
今回は単に株主による売却か、適正開示の記載通り、流動性向上目的かと推測されます。流動性
株価・ボラティリティ
7月末の第1四半期決算が好調だったことから株価は上昇、8月初めには5,450円の上場来高値を記録しています。配当金・株主優待
業績
ただ1Q決時点の利益進捗率が30%を超えており、通期予想の上振れ期待があります。総合評価(立会外分売発表時点)
評価 C(5)
発表後の流動性改善に期待したいところです。
直近の反発水準である4,000円台前半まで下がれば、買い需要もそれなりに増えそうです。総合評価(立会外分売前日時点)
評価 D(4)
値嵩株でもあるので、下に向かった時の損失リスクが高い。
割安性もなく、最近の分売銘柄への資金流入の乏しさから、買い需要も期待できなそう。