2か月連続の実施!ベクター(2656)の立会外分売予想

2019年9月3日(火)~2019年9月5日(木)に立会外分売実施が予定されている、ベクター(3565)の分売詳細情報です。

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ベクターの立会外分売詳細

銘柄名ベクター(2656)【ジャスダック】
業種小売業
企業詳細ゲームソフト開発会社。ソフトバンク(SB)の直接傘下に。業務提携により本格再建に取り組む。新規のAppPass事業(アプリ取り放題サービス)で支え黒字化。
発表日2019年8月26日(月)
分売予定日2019年9月3日(火)~2019年9月5日(木)
分売実施日2019年9月3日(火)
売買単位100株
申込上限10,000株
信用区分信用
分売枚数6,508枚(650,800株)
発行株式数比率約4.7%
分売総額2.28億円(分売発表日終値ベース)
分売価格282円
割引率2.76%
分売目的株主による売却

ベクターの株式データと推移

発表日終値351円(前場の終値)
発表日出来高691枚
分売前日終値290円
分売前日出来高1,384枚
予想PER
実績PBR4.23倍
株主優待なし
予想配当利回り無配

ベクターの業績データ

2020年3月(予想)2019年3月2018年3月
売上高(百万円)1,1501,275
営業利益(百万円)-141-233
当期利益(百万円)-207-229
ROA(%)-11.99-13.89
ROE(%)-17.81-16.57
自己資本比率(%)55.082.9

ベクターの立会外分売評価と予想

上場日・分売実績など

今年8月以来と2か月連続の実施。
前回(分売枚数:7,003枚、割引率:2.97%)の結果は、始値+0.3%・終値-3.3%となっています。

分売目的

開示にも記載されている通り、第3位株主であるヤフーからの売り出し案件となります。

流動性

現在の板は800枚以上、発表前の出来高平均は600枚程度と流動性は高め

株価・ボラティリティ

株価は前回の分売以降、75日線付近で上値を抑えられています。
今回の分売発表後は318円まで下落するなど、売り圧力が強くなっています。

PER測定不能・PBR4.23倍の株価は、同業他社と比較してかなり割高と言える。

低位株ですがボラは高め。

配当金・株主優待

年間配当は経営再建中で出せない状況。

株主優待もありません。

業績

今期業績は非開示ですが、中間決算は3,200万円の営業利益を予想。
ソフトウェア販売が好調だったことから、1Q決算は黒字で着地。

総合評価(立会外分売発表時点)

評価
D(4)

前回同様発行株式が5%近い、規模の大きな案件となります。
流動性はありますが以前より低くなっており、需給面の不安がやや残ります。

再度の分売によって大量の株が放出されることから、さらなる希薄化は避けられません。
株価も需給悪化を見越して大量の売りが出ており、しばらく上値が重い状況が続きそうです。

前回始値はなんとかプラスとなりましたが、その後は支えきれず大幅なマイナスで終えています。
利益が出たとしても僅かなことから、今回は見送る予定です。

総合評価(立会外分売前日時点)

評価
D(4)

発表直前の株価から60円程度下げており、割引率とあわせて約20%安での値決めとなりました。
流動性はあまり改善されておらず、参加するなら朝の板気配をチェックした方が良いでしょう。

前回と同じような展開になりそうで、損失ダメージは小さいものの得られるリターンも僅かとなりそう。
証券会社によっては手数料負けの可能性もあるかと思います。

分売価格割れのリスクもあり、手間をかけて申し込むほどの案件ではないと予想し参加を見送ります。

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